モノ作りの思想

受注生産(OEM生産)からお客様に喜ばれる商品の生産への脱皮。

弊社は創業1966年から1974年法人化しましたが、創業から一貫してOEM生産(相手先別受注生産)に従事、約50年間にわたり主に婦人靴下の生産に携わってまいりました。
日本の靴下産業で地場産業として主な産地と言えば一番が奈良県、その次が兵庫県で、なかでも靴下生産地として有名な加古川市志方町に弊社は所在しております。

昔は町をあげて数多くの靴下製造があり、それらの人達が車で靴下をたくさん積んで行き交いしていたものですが、今では全盛期の五分の一以下と工場も減少してしまい、もはや地場産業ではなく、”伝統産業”と言っていいぐらいの規模となってしまいました。

弊社はいわいる大手老舗メーカー(有名メーカー)のポジションではなく、かっては下請け家内工業といってもいいぐらいの規模でしたので、納品価格の決定権もありませんでした。
マジメにコツコツと努力すれば、いつかは報われると思いながら私の両親と社員2人で朝早くから夜遅くまで働くも、受注生産なので規格書どおりの靴下の生産と納期に追われる日々でした。

この状況を打破すべく、履きやすい靴下の開発を手掛けはじめ、編み機も何回も壊しては試験編みしたり、靴下のセットをする協力工場の協力を仰ぎながら、様々な特徴ある靴下を作り上げきたところ、現在もOEM生産が売上のほとんどを占めておりますが、親会社からの企画書・規格書通りの設計よりも、弊社提案の商品が多くなってきました。下請けで受けきた”薫陶”が、ここにきて弊社の弊社の物作りのコンセプトとなっています。

今後も技術を駆使して良い商品を開発するのではなく、お客様にベネフィット(便益・お得)を提供できる商品の開発に取り組んでいきます。

以下、トモエ繊維株式会社の略歴 ※一部

平成25年度
公益財団法人ひょうご産業活性化センターから成長期待企業に選ばれました。

平成25年8月
医療機器製造業の認可を所得。

 

1.とにかく履きやすくストレッチ性があるピタソク(のびのび靴下)

従来の婦人靴下のサイズは、例えば小寸21-23cm 普通寸22-24cm 大寸23-25cm と各サイズがあり、編み機の機種、表糸、裏糸など様々な組み合わせを行うことで数通りの種類ができました。
靴下のほとんどの編み立て構成は 表糸(綿・アクリル・ウール混など)と裏糸(通称名FTYポリウレタンにナイロン又はポリエステルをカバーリングしたもの)は、ナイロンで編み込まれており、それらの組み合わせで靴下が生産されます。
当然それらの規格は業界では正道なのですが、人間の足の形、サイズは色々あり、なかなか足にフィットする靴下は少ないと思います。
そこで、もともと度目(編み目)を荒く編んで、裏糸に伸縮率の高いFTY(弾性糸)を編み込み、その生地を熱処理(ソーピング)をして、生地を縮めて伸縮率の高い製品に仕上げたところ、ストレッチ性があり、様々な足の形にピッタリフィットして、”履きやすく脱ぎやすい靴下、”ピタソク”(特許No3579692 特許No5164130) が仕上がりました。
弊社のロングセラー商品でもあり、今日までで累計1000万足の販売実績がある人気商品です。

2.日本一暖かい靴下をめざした”あったか足湯ソックス

とにかく「究極の暖かい靴下を作りたい!」と思いからコスト度外視で2011年から取り組み、”あったか足湯ソックス”(商標5760678)(特許申請中)を開発してきました。
この商品は本来の原料を使用せず、表糸に独自のアクリルを紡績、吸湿発熱の原料も編み込み裏糸に熱伝導率がゼロ(熱を逃さない)の原料を使用して裏起毛を施し、靴下の底の部分にすべり止め加工の樹脂を付けてその樹脂の中に床からの冷えを遮断するために、真空の球体(極小)を混ぜ込んでいます。
歩くと床と足の間に発生する摩擦で温度が3度~7度(当社比)あがります。また、少し靴下を揉んでみると、これもまた赤外線温度計で3度~7度は発熱していることがわかります。
生地はパイル編みでかなり分厚く、クチゴム部分は良く伸びるようにしました。
この商品はネット販売(naeしょっぷ通販店naeしょっぷ楽天店)でしか販売しておりません。
兵庫県の”五つ星ひょうご”に認定され、2015年には”神戸セレクション8”にも認定されました。

3.一度試して欲しい 強力消臭靴下

市場には抗菌・防臭・消臭など標記された商品が多数流通されています。
弊社も多分にもれず、お得意様のご依頼を受けたOEM生産では、ある一定の基準をクリアーすれば抗菌・防臭などの標記をしてもよいとのことですので記載、生産販売していました。
しかし、お客様の声を聞くかぎり、さほど効果がなく、また自分自身が試しても納得がいくものではないものばかりでした。

それはなぜかというと、一番の問題はコストです。
高価な原料は使用できず、効果のある原料の開発がされないなどニーズがなければ世の中に流通されません。
本当に消臭の効果がある靴下を作ろうと思い、コスト度外視で開発に着手しました。
表糸に活性効果がある天然多孔質微粒セラミックを特殊な製法で練り込み(中村技研の特許製法)を使用、裏糸はかなり高価な原料である瞬時にアンモニアを分解する繊維(株式会社ステップアップ社開発)を使用しました。

一概に臭いといっても様々な臭いがあり、個人差もあるので、我々零細企業が万人に効果がある商品ができるかどうかわかりませんが、弊社のネット販売で販売している、”男の消臭”女の消臭”シリーズの靴下は現段階ではかなりの消臭の効果はあります。
モニター様やご購入されたお客様の声ですが、ブーツを日中履いていても、靴下は臭わないなど、ありがたいご意見をいただきました。
今後もより一層の消臭効果がある商品を開発すべく、経済産業省の支援を受けて「知的ビジネスマッチング事業」を進めていき、究極の「臭わない靴下」を開発していきます。

4.お肌によい皮質成分とよく似たシルクセリシン加工

1990年代後半から、「シルクセリシン」を使用した化粧品など様々な商品が開発され、市場に流通してきました。
かって「シルクセリシン」は生糸の精練時にセリシン(アミノ酸)を取り除き、フィブロイン(アミノ酸)のみの光沢があり、しなやかで、染色しやすい「絹糸」を作るための工程で、廃液として「シルクセリシン」を処理していましたが、その廃液の中からセリシンを抽出・精製し商品化されていきました。

今回弊社は、生糸に約22~23%「セリシン」を残した糸を作成し、保湿性・抗酸化作用に優れた衣料品(靴下・手袋・肌着 等)を、就寝時に着用して頂けるよう開発中です。

以上、一部の商品の紹介となりますが、まだまだお客様の立場にたった商品ができていません。
今後の目標として、お客様に便利さ・満足さを提供できる商品を開発していきます。

J∞QUALITI認証商品とは?

一般社団法人日本ファッション産業協議会が発行しいるJ∞QUALTY商品認証事業マニュアルからの文章からの索引ですが、我が国のアパレル業界は長らく続いたデフレにより、衣料品購入平均単価が一貫して低下していった中で価格志向の波にのみこまれてしまったのではないでしょうか。 
「J∞QUALTY認証商品」は、こうした現状を脱却するための武器でもあるのです。
クオリテイを限りなく追求した日本商品である「J∞QUALTY認証商品」は、消費者が安心して購入できる完成度が高い、そして作り手の深いこだわりが体現された商品です。
こういった商品であれば消費者もその商品に対して共感を抱き、日本製にこだわる消費者も増えてまいりましょう。
強まる「本物志向の時代」の中で、商品の優位性を高める切り札、それが「J∞QUALTY認証商品」なのです。

「J∞QUALTY認証商品」は、日本で作られた織物・編物を使い、日本で染色整理加工を行い、日本で縫製された純正の国産商品です。
「J∞QUALTY認証商品」は、作り手の深いこだわりや情熱が体現された商品です。
「J∞QUALTY認証商品」は、全ての生産者の顔が見える商品です。
「J∞QUALTY認証商品」は、安全・安心な商品です。
「J∞QUALTY認証商品」は、仕上がりの精密さ・丁寧さを強みとする商品です。

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